ヴァンダジョア Singapore 2014 3D Printing Competition

ランは地球上で最も進化した植物の一つと言われている。非常に多くの種類があり、本体の構成要素も合理化され、洗練された植物と言っても過言ではない。私は、まずこの植物を注意深く観察することからデザインをはじめた。特に花の形態を幾何学的に解釈する際には、幾何学的な変換のための発想の部分で多くのことを学ぶことができた。実際の3Dモデルでは、花のそれぞれの部分の構成自体をプログラム化し、全体のプロポーションに合わせて、花びらの大きさ、襞の数、ランダムさ、方向、ねじれ、などを調整できるように作成した。

最初に記したように、ランは非常に多くの種類があるが、モチーフとして、シンガポールにゆかりの深い、バンダ・ミス・ジョアキムを採用した。

バンダ属に含まれる花は、ランの中でも花自体がとても象徴的に作られている。

ランは自然界において群生しているが、このデザインでは、象徴的な花自体に注目したいため、あえて花一つをデザインの構成要素とした。

ランは、アクセサリーとして、その実物の大きさと存在感から、髪飾りとして使われることが多い。

このデザインでは、ランの象徴性をさらに増幅させる身に着け方として、体の首と肩の間の部分に着目し、ネックレスとブローチの中間の部分に配置させるため、ネックバンドという新しいジャンル自体をデザインした。

ネックバンドは左右のバランスをあえて不均一にすることで、植物の成長における躍動や生命感を表現している。

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