ドローイングサーカス

アートインスタレーションの作品で、空間の中を「ドローイング」していくような考え方で作りました。しかも、サイトスペシフィックといって、空間そのもののために作りました。空間の奥にあるアーチに壁を作り、その壁に大きな穴をあけ、絵本の中に出てきそうな大きなリボンのようなものがその穴から飛び出してきます。床には、小さなオブジェをあちこちに置き、それぞれの物体の「影」を石膏の混ざったペイントで描きました。真っ白の紙のように、空間全体に絵を書くような感覚でつくりました。観客はその絵の中に入り込んで、絵の中を歩き、ご覧いただくようにしました。

空間の壁一面に小さなドローイングも飾りました。このインスタレーションの作品を作ろうとしていた中で思い浮かんだ物事をドローイングにしていました。それぞれの小さなドローイングをレーザーカットで作られた木枠に入れました。こちらの展示は、モノとモノの間のインタラクションや平面と立体、そして、見る人と空間そのものとの関係を表現しようとしています。登場したオブジェやモチーフはどこかで見たことがあるように思いさせ、でもはっきりとは分からないような曖昧なもので、作品全体が不思議な夢の世界のように楽しんでいただけたらという思いで作りました。

  • 年: 2010
  • 展示場: スカルプチャースクエア、シンガポール
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